尾張まるはちでお取り扱いのあるカニは、ズワイガニとタラバガニの2種類ですが、その違いをご存知ですか?
ズワイガニ
旬:11月~3月頃
特徴:甲羅についている黒い斑点が多ければ多いほど高級品として取り扱われます。日本海産のズワイガニが「松葉ガニ」と呼ばれてます。
甲羅が小さく足が長く、足の数は5対です。
磯の風味が強く、そのまま食べても塩気があるので、素材の味を贅沢に楽しむことができる「焼きガニ」や「茹でガニ」は大変おすすめです。また、タラバガニはカニ味噌を食べないのに対し、ズワイガニではカニ味噌も美味しくいただけます。
タラバガニ
旬:4月~5月頃
特徴:ヤドカリの一種。生息域がタラの漁場と重なることからタラバガニという名前が付いたそうです。見えにくい場所にもう1対足があるのですが、身が詰まっているのは爪を含めた4対の足だけなので、4対(8本)と紹介されることが一般的です。ズワイガニよりも身が太くて食べ応えがあるのが特徴です。
ハレの日は、カニをまるごと食べてコンディショニング!!
ホールフード「Whole(=まるごと)Food(=食べ物)」とは食べ物を丸ごと全部いただく考え方を言います。ホールフードのメリットは以下3点です。
①健康的
実は私たちが普段捨てている部分にこそ栄養が多く含まれています。例えば、米は精製時に捨ててしまう部分にビタミンやミネラルが含まれています。鶏肉も同様で、骨やその髄までしっかり煮出したスープには貴重なアミノ酸やミネラルが豊富に含まれています。大根も皮や葉まで全てまるごと食べれば私たちのコンディションは自然と整います。
②おいしい
イカの塩辛やカワハギの肝和えのように、魚介類の身を肝と合わせることで、単体で食すよりも一層美味しくなる料理があります。カニはその代表格ではないでしょうか。
③クリーン
食べる部分が増えれば、自然と廃棄食品量を減らすことに繋げることができます。
いつも食べる身の部分だけではなく、皮や骨、肝なども食べることで私たちのコンディショニングフードとなってくれるのです。
ズワイガニのかにみそサラダ
1品目はズワイガニポーションと市販のカニ味噌を合わせた簡単サラダ。絶品です。
1.ズワイガニの身をゆでて身をほぐします。
2.タマネギをスライスし軽く塩をしてしんなりとさせます。
3.マヨネーズに市販のカニ味噌を混ぜておきます。
4.1、2の水気を切り、3で和えたらできあがりです。
焼きタラバガニ
2品目は、タラバガニをオーブンで焼いただけの焼きタラバ!!
タラバガニ(=旨味、甘味、塩味)は、焼くことで「苦味」、レモンを搾ることで「酸味」がプラスされて五味バランスが整います。
ズワイガニの寄せ鍋
カニ料理といえば定番の寄せ鍋ですが、締めの雑炊や麺に届かずお腹いっぱい…そんな時に鍋つゆを捨てたりしていませんか?
翌日の雑炊ももちろん美味しいのですが、今回は洋風の土鍋ごはんをご紹介します。かにの絶品だしまで美味しく食べ尽くしましょう。
ズワイガニ鍋つゆで土鍋ごはん
お米を前日の寄せ鍋つゆで炊くだけです。 今回は洋風に仕上げるために、ズワイガニポーション、グリーンオリーブ、月桂樹の葉を合わせました。お好みで、炊き上がりにブラックペッパーを挽いて♪シチューやハンバーグなど洋風メニューにぴったりです!!
カニの殻でアメリケーヌソース
食べ終わった後のカニの殻でアメリケーヌソースを作ってみましょう!
エビとはひと味違う香ばしさが食欲をそそります。できあがったソースはパスタやグラタンのソースにアクセントとしてプラスしても美味しくいただけます。
1.大鍋にオイルを熱し、スライスしたにんにく、たまねぎ、にんじん、セロリーを順に炒めていきます。
2.カニの殻をオーブン180度で12分焼きます。
※焦がさないように香ばしい香りが出ればOKです。
3.1、2にトマトホール缶を投入し、木べらでガシガシとつぶしながら炒めていきます。
4.3に水を加え、30分程度煮込んだら、固形物を全て濾してしまいます。
5.4を煮詰めて水分を飛ばしたら塩、こしょうで整えてできあがりです。
ハレの日は「おいしい=健康」で幸せな食卓を!!