意識の高い人たちは食べている!?サーモンが最強と言われる理由

投稿者 : 石松佑梨 on

私はトップアスリートたちのパーソナル栄養士をしています。世界で戦うアスリートをはじめ、健康への意識が高い人たちはサーモンの凄さを知っています。

【サーモンのいいところ①サーモンの壮絶パワー源・アスタキサンチン】

川で生まれたサーモンは豊富なエサ(プランクトン)を目指して遠海まで行って大きくなり、3~4年後に卵を産むために自分の生まれた川に戻ってきます。そのためには、川の流れに逆らって激流の中を泳ぎ続ける体力が必要です。どうにか生まれ故郷までたどり着いた鮭はさらに壮絶な戦いの後に産卵をします。卵を守りながらメスは息絶え、オスもやがて力尽きます。鮭たちの見た目はうろこも剥げてボロボロになっていますが、実は中身もオレンジ色ではなく白色を呈しているのだそうです。つまり鮭のパワフルな一生を支える源こそが、この鮮やかなオレンジ色・アスタキサンチンなのです。

アスタキサンチンには強力な抗酸化力があり、私たちのカラダに日々蓄積する老化物質や疲労感などを取り除いてくれる働きがあります。人間の体内ではアスタキサンチンを作ることができませんので、鮭を食べることにより、その抗酸化力を得るしかありません。

サーモンの1つ目のいいところ!!
アスタキサンチンによる細胞レベルでの若返り効果です。

 

【サーモンのいいところ②明日をもっと元気にしてくれるオメガ3系脂肪酸】

サーモンのオレンジ色がカラダによいというお話は前述の通りですが、ではなぜ「生食」をおすすめしているのか??

その理由が魚油の特徴にあります。魚油に豊富に含まれるDHAやEPAなどのオメガ3系脂肪酸には疲労回復や免疫力アップの効果があります。とてもカラダによく、積極的に摂っていただきたい油なのですが、実は1点注意しないといけない点があります。

それはオメガ3系脂肪酸が非常に「酸化しやすい」点です。この効用を得るためには、できるだけ鮮度のよい魚を酸化させずに生のままいただくことが重要なポイントになってきます。

サーモンの2つ目のいいところ!!
良質な魚油(オメガ3系脂肪酸)による細胞レベルでの若返り効果です。

 

【サーモンのいいところ③あなたの不調はたんぱく質不足が原因かも】
さらにサーモンには良質なたんぱく質も豊富に含まれています。

痩せにくい、疲れやすい、冷え性などの症状はたんぱく質不足の可能性があります。鮭は子供から高齢者の低栄養予防まで幅広い年齢の方々に積極的に摂っていただきたい食材です。

サーモンの3つ目のいいところ!!
良質なたんぱく質による細胞レベルでの若返り効果です。

 

【なぜ、サーモンの刺身が最強なのか!?】

既に気づいている方もいらっしゃるかもしれませんが、サーモンのいいところ①~③はすべて「細胞レベルでの若返り」効果を期待できるものです。そして、これら3つが一緒に摂取できることでの相乗効果こそが鮭が最強である所以です。

相乗効果を得るためには②が必須!つまり、生で食すことがキーになります!!

新鮮なサーモンの刺身を食べて明日はもっと若く!もっとパワフルに!!!

サーモンのいいところがギュッとつまった「いくら」についてはまた来月お話させていただきます。

旬の食材コラム

レシピ『溢れるいくらのサーモンフライカレー』

石松佑梨

旬のきのこをふんだんに使ったカレーに、とんかつではなくサーモンフライを添えました。 カレーがついたサーモンフライに、いくらタルタルソースをたっぷりかけると… 食べた人にしかわからない口福感が広がりますよ。 サーモンフライ 材料(2人分) サーモン30g×6切/下味:塩、こしょう/衣:小麦粉、卵、パン粉/揚げ油 作り方 ①サーモンは塩とこしょう各少々をふり、小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつけます。 ②フライパンに油を入れて中火にかけます。 ※少量のパン粉を落としてみてすぐにシュワッと浮き上がれば温度もOKです。 ③①を②に入れて、薄く色づいたら裏返して、さらに3~4分揚げ、きつね色になったら取り出して油をきります。 ●いくらタルタルソース 材料(2人分) 玉ねぎ1/2個、ディル、ゆで卵1個、マヨネーズ大2、いくらの醤油漬け大2 作り方 ①みじん切りにした玉ねぎは、塩少々をふって3分置いた後に軽く水気を絞ります。 ※玉ねぎは紫玉ねぎを使うと、辛味が少なく彩りも美しいです。 ②ボウルにゆで卵を入れ、フォークの背で粗めに潰します。 …

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料理レシピ