ココロもカラダもよろこぶハレの日ごはん『いくらの醤油漬け』

投稿者 : 佑梨石松 on

夏の終わりから11月くらいにかけて鮭が産卵の時期を迎えます。いくらは筋子(鮭の卵巣)をほぐしたものです。これを醤油漬けにして冷凍しておくことで、私たちはいつでも『ハレの日』のごはんとしていくらを食べることができるわけですが、生のいくらを食べることができるのはこの時期だけです。
(→筋子から作る「いくらの醤油漬け」の作り方は料理レシピをご参照ください。)

アラスカ近海を回遊しながら大きくなった鮭は、秋になると産卵のために日本へ南下してきます。そのため北海道では9月~11月、本州では少し遅れて旬を迎えることになります。本州のいくらは北海道産よりも硬く、また晩夏のいくらは小粒でさっぱりした味わいなのに対し、11月頃のいくらは大粒でねっとりと濃厚になのだそうです。鮭の種類や産地、細かな時期、状況などによってもいくらは様々ですが、尾張まるはちのいくら醤油漬けはこだわりの北海道産いくらを使用しています。

さらに調理加工にも徹底してこだわっています。
どれだけ良質ないくらを使っても鮮度が高い状態で鮭の腹から素早くすじこを取り出すことができなければ、いくらの色は悪く、生臭くなってしまうのだそうです。尾張まるはちのいくら醤油漬けは原卵の鮮度を最優先に、浜漬けされた商品です!

ココロもカラダもよろこぶ『ハレの日ごはん』に是非!

 

 ▼ハレの日ごはん

新米の時期ならではのとっておき『鮭といくらの土鍋ごはん』です。
鮭の切り身に軽く塩をし、皮にしっかり焼き目が入るぐらいに焼いておきます。
いつも通りにお米を炊き、蒸らす段階で、素早く土鍋に焼き鮭を投入します。
食べる直前にたっぷりいくらをトッピング!!同じく旬の菊の花びらを散らせば、彩りも食感も香りもおいしいハレの日ごはんのできあがりです。



▼栄養メモ
痛風だから「いくらを食べてはいけない」はもう古い考え方?

私はトップアスリートたちのパーソナル管理栄養士をしています。最近ではその食メソッドを使って、政治家やピアニスト、ビジネスパーソンまで幅広く「おいしくコンディションを整えたい人々」たちをサポートさせていただいています。

前回のコラムでは『鮭の栄養』について詳しく書かせていただきましたが、いくらはその栄養をギュッと小さな1粒1粒に引き継いでいます。産卵後の鮭が白くなってしまうのも抗酸化物質(鮭の赤色の成分・アスタキサンチン)をいくらの栄養源として全て譲り渡してしまうためです。さらにいくらにはオメガ3系オイルも豊富に含まれていることから、私たちの疲労回復への効果が期待できる食材と言えますが、その一方で魚卵にはプリン体が多く含まれているのも事実です。尿酸値が高い人には『尿酸の材料であるプリン体』を多く含む食材は嫌煙されがちです。

では、ここで痛風について少し紐解いてみましょう。

痛風とは、血液中の尿酸が結晶化し、関節部分に蓄積することで激しい痛みを引き起こすものです。はじめのうちは自覚症状がほとんどありませんが、ある時突然「風に吹かれただけでも痛む」ほどの激痛におそわれます。しかしながら、痛風の恐ろしさはその激しい痛みだけではなく、高血圧や糖尿病等の合併症を引き起こすリスクがあることです。

タイトルの通り、以前は尿酸値の高い人にはプリン体を含む食品は禁止されていましたが、実は今は違っています。それはプリン体の8~9割程度は体内で作られるもので、食事由来は1~2割程度にすぎないことがわかったからです。そのため、最近の食事指導では「(プリン体を多く含む)ビールのようなものを毎日、大量に飲む習慣がある人には量や頻度を減らしましょう!」とアドバイスしますが、毎日いくらを大量に食べる人はなかなかいないと思います。

それは、いくらがあくまで『ハレの日のごはん』だからです!!
ハレの日は、何も気にせずみんなでおいしく幸せな食卓を!!

【尿酸値が高い方への食事アドバイス】
①尿をアルカリ化する食品(野菜、海藻、きのこ等)を積極的に摂りましょう。
②水分をしっかり摂ることで尿酸を体外に排出しましょう。